【10月10日 AFP】ロシア中部タタルスタン(Tatarstan)共和国で10日、パラシュート・クラブのメンバー22人を乗せたL410型機が墜落し、16人が死亡した。ロシア非常事態省が明らかにした。

 メッセージアプリ「テレグラム(Telegram)」公式チャンネルでの非常事態省の発表によると、「6人が救助され、16人が遺体で収容された」という。

 事故機はタタルスタン上空を飛行中、10日午前9時23分(日本時間同日午後3時23分)ごろに墜落した。非常事態省が公開した写真からは、機体が二つに折れ、機首が大きくつぶれている様子が確認できる。

 同省は当初、搭乗していたのは23人で、うち15人が死亡したと発表していた。また、地元当局は、生存者7人が病院に搬送されたが1人が危篤だと国営ロシア通信(RIA)に語っていた。

 インタファクス(Interfax)通信によると、事故機はスポーツ・防衛団体を自称する「ロシア陸海空軍後援会(DOSAAF)」が所有している機体。

 チェコ製のL410型機は、今年に入ってすでに2回の死亡事故を起こしている。(c)AFP