【10月10日 AFP】英ロンドンで9日、英王室が所有する土地での環境問題への取り組みと英国全土での生物多様性の促進を求め、子どもたちがバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)に向けてデモ行進した。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)から新たな取り組みへの支持を取り付けることを目指した。

 子どもと保護者からなるデモ隊は、王室が所有する土地を本来の自然の状態に戻すこと(リワイルディング)を求める署名10万筆以上の請願書を提出するため、隣接するグリーンパーク(Green Park)を横断した。

 参加者の多くは頭に花飾りを着け、「王室の土地のリワイルディング」を求めるカラフルなバナーやプラカードを掲げた。

 請願書は、今月末から英国で開催される国連(UN)気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を前に王室所有の土地数十万ヘクタールを自然な状態に戻し、在来生物の回復を促すことを求める内容となっていた。(c)AFP