【10月9日 Xinhua News】中国上海市医療救急センターはこのほど、第5世代移動通信システム(5G)対応の救急車35台を導入した。「高速大容量、高信頼・低遅延通信」という特徴を持つ5Gネットワークが救急医療の効率化と高度化を後押ししている。

 同センターでは、患者からの連絡があると直ちに最も近い救急車を手配し、健康記録(カルテ)を事前に共有。搬入された患者の応急手当てを行う過程で、心電図や血圧、血糖などの情報がリアルタイムで送信され、救急科の医師と院内の専門医がリモートで診療できるようになる。同市では、このような5Gを生かした救急の「神器」が活用され始めている。(c)Xinhua News/AFPBB News