【10月9日 AFP】ラグビーオーストラリア代表は8日、今月23日に行われる日本とのテストマッチとその後に予定されている欧州遠征に向けた代表メンバー37人を発表した。欧州ツアーではスコットランド、イングランド、ウェールズと対戦する。

 ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)を率いるデイブ・レニー(Dave Rennie)ヘッドコーチ(HC)は、いずれもフランスでプレーするウィル・スケルトン(Will Skelton)、ロリー・アーノルド(Rory Arnold)、トル・ラトゥ(Tolu Latu)の3人を招集した。

 同代表ではこれまで海外でプレーする選手については最低60キャップが条件となっていたが、スケルトンらは同規定の緩和を受けてのメンバー入りとなっている。3人は11月の欧州遠征のメンバーに入っているが、大分で行われる日本戦には出場しない。

 その他では、NSWワラタス(NSW Waratahs)でプレーするアイザイア・パレシ(Izaia Perese)とララカイ・フォケティ(Lalakai Foketi)、ブランビーズ(Brumbies)のコナル・マキナニー(Connal McInerney)、メルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels)のポネ・ファアマウシリ(Pone Fa'amausili)が代表初招集となった。

 レニーHCは、「まずはこのような状況下において、世界の舞台でオーストラリアを代表できることを本当に感謝している。われわれは、そのことを決して忘れない」と強調し、「この18か月間でチームをつくり上げてきた。北半球に遠征して世界の強豪4チームと腕試しすることは、自分たちをもっとよく知る最高の機会だ」と述べた。

 オーストラリアは今年の南半球4か国対抗戦ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2021)で、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)王者の南アフリカに2勝した後、アルゼンチンにも2連勝する好調の中で13日に日本へ出発する。