【10月8日 AFP】サッカーポルトガル代表、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の性的暴行疑惑に関する民事訴訟ついて、米裁判所の判事は7日、棄却を勧告した。

 元モデルのキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さんは、2009年に米ラスベガス(Las Vegas)のホテルでロナウドから性的暴行を受けたと訴えている。

 現在イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)でプレーするロナウドは、2人の性的関係は同意の上だったと主張し、これまで一貫して暴行の疑惑を否定。

 刑事的には米検察当局が2年前に不起訴の判断をしていたが、匿名の権利を放棄したマヨーガさんは、損害賠償を求めて民事訴訟を起こしていた。

 だが判事はこの日、訴訟の終了を求めるロナウド側の訴えを認めるべきだと勧告。本来ロナウドと弁護団間で秘匿されていたやり取りから漏れた情報を基にした訴訟であるとし、マヨーガさんの代理人を批判した。

 今回の棄却勧告は、実際の審理を行っている別の裁判官により、今後検討されることになっている。

 ロナウドの代理人を務めるピーター・クリスティアンセン(Peter Christiansen)氏は、今回の勧告を歓迎している。一方、AFPがマヨーガさんの代理人にコメントを求めたところ、即時の回答はなかった。(c)AFP