【10月8日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)は、国内の重要なエネルギー供給省として、エネルギーや産業の構造転換に着目し、従来型エネルギー依存からの脱却を図っている。太陽光発電や風力発電など新エネルギーの発展に力を入れ、経済と社会のグリーン(環境配慮型)、低炭素への転換を進めている。

 同自治区の新興産業は1~7月に好調な伸びをみせ、工業の戦略的新興産業の前年同期比伸び率は15・1%となった。新エネルギーや希少資源関連などの新製品も生産増加が続いており、風力発電ユニットが5・1倍になったほか、単結晶シリコンは79・2%、希土類磁性材料量は43・9%それぞれ増加した。

 自治区は第14次5カ年規画(2021~25年)の目標として、豊富な風力・太陽光資源をよりどころとする新エネルギー倍増計画を打ち出している。新エネルギーが全発電設備容量に占める割合を2025年までに5割以上に高め、自治区の電力の主要エネルギー源とする。

 新エネルギー産業を発展させるとともに、鉄合金やカーバイド、コークスなど立ち遅れた過剰生産能力の淘汰(とうた)も加速しており、従来型エネルギー産業のクリーン化、高効率化への転換が進んでいる。

 農業と牧畜業でも構造転換と高度化が図られている。アルシャー(阿拉善)盟でラクダの乳や脂を原料とした中国初の化粧品の生産ラインが稼働したほか、食用羊産業とヒマワリ産業などによる四つの国家級優位性特色産業クラスターも形成された。同自治区の農畜産物ブランド「天賦河套」は、電子商取引(EC)を通じて90カ国・地域余りへ販売されており、自治区農牧業の現代化と情報化を融合させる先駆けとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News