【10月7日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)と元同級王者デオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)が6日、週末に行われるタイトルマッチを控えた最後の記者会見に臨み、暴言が飛び交いフェースオフが中止となるなど会場は険悪な雰囲気に包まれた。

 20か月前の2度目の対戦ではフューリーがTKOで勝利して王座を獲得。両者の3度目の対戦は9日に米ラスベガス(Las Vegas)で行われる。

 米国でテレビ中継された記者会見では、前回の対戦でフューリーが不正をしたと疑いをかけるワイルダーに対してフューリーが挑発的に反論し、火花を散らした。両選手は2018年に行われた初対戦前の記者会見でも衝突していたが、今回も悪いムードになった。

 暴言がエスカレートする中で、司会者はフェースオフに移ろうとしたが、フューリー側のプロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏はこれを拒否。両選手は直後に退場を促され、MGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)での会見はそのまま終了となった。(c)AFP