【10月5日 AFP】南米ペルーのアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領(83)は4日、容体が悪化し、心臓手術を受けた。長女のケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏が明らかにした。

 ケイコ氏はエルゴルフ(El Golf)診療所前で報道陣に対し「父が手術を受けた。カテーテルを使ってステントを入れた」と語った。

 ケイコ氏によると、手術は約50分かかった。動脈の一本の狭窄(きょうさく)率が70%だったため、ステントを留置しなければならなかったという。

 主治医のアレハンドロ・アギナガ(Alejandro Aguinaga)氏は3日、「(フジモリ氏の)容体が悪化し、不整脈を発症した」と述べていた。

 在任中の人権侵害で禁錮25年の刑に服しているフジモリ氏は1日夜、血中酸素飽和度の低下のため、収監先から病院に搬送されていた。(c)AFP