【10月4日 CGTN Japanese】ドバイ万博の中国館が現地時間の10月1日に開館し、世界各地の来客を迎えています。中国館の名前は「華夏之光」で、建物は伝統的な赤い提灯(ちょうちん)の形をしています。テーマは「人類運命共同体の構築――イノベーションとチャンス」です。館内の展示は科学技術感が高く、観客とやり取りできるのが魅力です。館内には高速鉄道の模擬運転、近未来コンセプトカー、人工知能ロボットなどが展示されています。

 パンダロボットの優悠くんは中国館の平和友好の使者です。体には41の運動関節があり、人間と同じような目をし、感情を表すことができます。また、環境によって、人間と交流することができ、絵を描いたり、太極拳をしたりすることもできます。

 優悠くんがいるスマート生態の展示エリアでは、中国のパンダがどうやって繁殖・生息し、どのように感情を表現するのかが紹介されています。ここでは、中国で「ハイブリッド米の父」と呼ばれる袁隆平氏が研究・開発した稲を含めたスマート農業も展示され、来客は中国が従来提唱してきたグリーン発展の理念を紹介しています。

 中国館には、未来的かつSF風の車が置かれています。ホログラフィック映像と五感機能を搭載したデザインが特に注目されています。また、多画面連動型の人と車のインタラクティブシステムやスマート音声の「アシスタント」は中国が自主的に開発したものです。

 宇宙は人類が未知の世界を探求する永遠のテーマです。探索と発見の展示エリアでは、ここ数年、中国が宇宙飛行の分野において収めた成果を見学することができます。その中には、月探査機「嫦娥5号」や北斗衛星ナビゲーションシステムが含まれています。

「華夏之光」中国館の敷地面積は4636平方メートルで、2020ドバイ万博の大型パビリオンの一つです。中国館はみんなの夢、みんなの地球、みんなの家屋、みんなの未来という四つの段階で、中国が異なる分野で遂げた成果を示しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News