【10月4日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは3日、第7節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はリバプール(Liverpool FC)に2度リードを許す展開となったが追いつき、2-2で引き分けた。

 サディオ・マネ(Sadio Mane)のゴールで先制し、フィル・フォーデン(Phil Foden)に同点弾を許したリバプールは、その後モハメド・サラー(Mohamed Salah)に勝ち越し点が生まれ、熱狂のアンフィールド(Anfield)で勝利を手にしたかに思われた。しかし終盤、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のシュートがリバプールの選手に当たってゴールラインを割り、両チームが勝ち点1を分け合う結果となった。

 直近4シーズンのリーグタイトルを分け合ってきた両チームが引き分けたことで、今季の優勝争いはじらすような拮抗(きっこう)した展開となっている。無敗のリバプールは首位チェルシー(Chelsea)と勝ち点1差で2位に、シティは同2差で3位につけている。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に対して「なんという試合だろう」と振り返り、「ここ数年、マン・シティとリバプールが常に優勝争いできた理由がこれであり、われわれはこのようなプレーを披露しようとしている。残念ながら勝てなかったが、負けもしなかった」と続けた。

「だからプレミアリーグは最高なんだ。本当に素晴らしかった」

 一方、リバプールを率いるユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、前半のパフォーマンスには不満だったものの、後半は状況を改善させたと述べた。

「サッカーの試合に二つのハーフ(前半と後半)があることを神に感謝する」と話したクロップ監督は、「後半についてはとても満足しているが、見てお分かりの通り前半についてはそれほどだ」と付け加えた。

「ハーフタイムの笛はこれまでのキャリアの中で最もうれしいものだった」

「あのようなプレーをするプランなんて一切なかった。われわれにはハーフタイムが必要だったが、それをうまく生かして後半はとても良いプレーができた」

 また、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)はアストン・ビラ(Aston Villa)に2-1で勝利し、ヌーノ・エスピリト・サント(Nuno Espirito Santo)監督にかかる重圧を和らげた。

 レスター・シティ(Leicester City)はアウェーでクリスタルパレス(Crystal Palace)と2-2で引き分け、昇格組のブレントフォード(Brentford FC)は後半アディショナルタイムのゴールでウェストハム(West Ham)を2-1で下した。(c)AFP