【10月4日 AFP】21-22ドイツ・ブンデスリーガ1部は3日、第7節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-2でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に敗戦。終盤にフィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)に決勝点を許し、ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は就任後の初黒星を喫した。

 バイエルンはフランクフルトの5本に対して20本のシュートを放ったが、内容では圧倒的に押しながらそれを結果に結びつけられず、今季初となる敗戦を喫した。また、ホームでのリーグ戦で負けるのは2019年以来のこととなった。

 開始から相手を圧倒したバイエルンは29分、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)の巧みなポストプレーからレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)が低いシュートを決め、順当に先制したが、その数分後にCKからマルティン・ヒンテレッガー(Martin Hinteregger)に強烈なヘディングシュートを決められ、同点に追いつかれた。

 60分手前にはレワンドフスキに勝ち越し点のチャンスが訪れたが、至近距離からのシュートは素晴らしい反応を見せた相手守護神ケヴィン・トラップ(Kevin Trapp)のセーブに阻まれて得点とはならず、その後もフランクフルトはトラップが好セーブで何度もチームを救うと、迎えた83分、コスティッチが低いシュートでマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)の牙城を崩した。

 ナーゲルスマン監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「負けるのはいつだってつらいが、今回は避けられた敗戦だっただけに余計に悔しい」と話し、「きょうはチャンスをものにできなかった罰を受けた」と続けた。

 バイエルンはこれで、アルミニア・ビーレフェルト(Arminia Bielefeld)に4-0で勝利したバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に勝ち点で並ばれ、得失点差で首位を守った。両チームは次節に直接対決が待っている。

 一方、コスティッチの逆転ゴールで勝利したフランクフルトは、今季リーグ戦初勝利を挙げ、オリバー・グラスナー(Oliver Glasner)監督にかかる重圧を和らげた。また、アウェーでのバイエルン戦勝利は20年以上ぶりのこととなった。(c)AFP/Kit HOLDEN