【10月3日 AFP】21-22イタリア・セリエAは2日、第7節の試合が行われ、86分にマヌエル・ロカテッリ(Manuel Locatelli)が決勝点を挙げたユベントス(Juventus)が、トリノ(Torino FC)との白熱のダービーを1-0で制し、リーグ戦3連勝を飾った。

 アウェーで苦戦を強いられたものの、終盤に立て直してロカテッリが2試合連続ゴールをマークし勝利したユベントスは、復活の歩みを止めなかった。

 悪夢のようなスタートを切ったユベントスは、9月29日に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)でチェルシー(Chelsea)に1-0で勝利するまで厳しい戦いが続いたが、連勝で息を吹き返し暫定8位に浮上した。

 また、ユベントスは今季初めてリーグ戦でクリーンシートを達成し、マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は胸をなで下ろした。

 昨季インテル(Inter Milan)に奪われた覇権を取り戻すべく招聘(しょうへい)されたアレグリ監督は、力強い復活劇により悲願達成に望みをつないでいる。

 しかしスタートダッシュに成功した首位ナポリ(SSC Napoli)とユベントスの勝ち点差は7で、3日にナポリがフィオレンティーナ(Fiorentina)とのアウェー戦で勝利すればその差は再び2桁となる。

 インテルは途中出場のエディン・ジェコ(Edin Dzeko)が同点ゴールに加え決勝のPKを獲得するなど活躍し、サッスオーロ(US Sassuolo)に2-1で逆転勝利を収めた。

 22分にドメニコ・ベラルディ(Domenico Berardi)にPKを決められたインテルは、第7節終了後にナポリとの勝ち点差が最大7に開くピンチに追い込まれた。

 しかし、57分にシモーネ・インザーギ(Simone Inzaghi)監督が4枚代えを敢行して息を吹き返したインテルは、投入1分後にジェコがイバン・ペリシッチ(Ivan Perisic)のクロスにファーサイドで頭で合わせて追いついた。

 今季の得点数を6に伸ばしたジェコは、ラツィオ(SS Lazio)のチロ・インモービレ(Ciro Immobile)に並び得点ランクトップに立った。

 その後ジェコはペナルティーエリア内で相手GKアンドレア・コンシーリ(Andrea Consigli)に倒されてPKを獲得。これをラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が決め、インテルが78分に勝ち越しに成功した。

 インテルはナポリに勝ち点1差に肉薄し、ACミラン(AC Milan)を1ポイント上回って暫定2位につけている。(c)AFP