【10月3日 AFP】自転車ロードレースのワンデークラシック、パリ~ルーベ(Paris-Roubaix 2021)は2日、史上初となる女子の部が仏ドゥナン(Denain)からルーベ(Roubaix)の116.5キロで行われ、トレック・セガフレード(Trek Segafredo)のエリザベス・ダイグナン(Elizabeth Deignan、英国)が優勝した。

「北の地獄(Hell of the North)」と呼ばれるレースで、ライバルの多くが泥をかぶった石畳の道で激しく落車する中、ダイグナンは80キロに及ぶ独走での逃げを果敢に成功させ、2時間56分7秒でフィニッシュ。ルーベのベロドロームに一人で入り、両腕を突き上げて喜んだ。

 チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のマリアンヌ・フォス(Marianne Vos、オランダ)が1分17秒差の2位、トレック・セガフレードのエリーザ・ロンゴボルギーニ(Elisa Longo Borghini、イタリア)が1分47秒差の3位に入った。

 レースはもともと2020年の4月に予定されていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で今年4月に延期され、さらに2度目の延期でこの日の開催となっていた。(c)AFP