【10月2日 AFP】英イングランドに拠点を置くサッカー選手は1日、英政府が渡航を原則禁止している「レッドリスト」に入っている国・地域から帰国した際の隔離義務が条件付きで免除されることが決まり、今月からはレッドリスト国で代表戦を戦うことが可能になった。

 イングランドでプレーする南米やアフリカ出身のスター選手の多くは、英国帰国時に新型コロナウイルス対策で10日間の隔離措置を義務付けられていることから、9月の国際試合期間では各所属クラブから派遣を拒まれていた。

 コロナワクチンの接種が完了した選手は、帰国直後から引き続き所属クラブでの練習や試合の出場が認められることになる。ただし、10日間はクラブが用意したホテルもしくはプライベートの宿泊施設に滞在する必要があり、外出できるのは試合や練習のための1日1度だけとなっている。

 一方、接種が完了していない選手がレッドリスト国に渡航する場合は、これまで通り政府指定のホテルで10日間の隔離が義務付けられることになる。

 今週伝えられた報道によると、プレミアリーグの全20クラブのうち、ワクチン接種が完了している選手の割合が50パーセントを超えているのは7クラブだけとなっている。(c)AFP/Kieran CANNING