【10月1日 AFP】南米エクアドルの当局は9月30日、受刑者同士の激しい抗争の場となった最大都市グアヤキル(Guayaquil)の刑務所の秩序が回復されたと発表した。抗争では118人が死亡、86人が負傷し、中南米の刑務所での暴動としては最大級となった。

 鎮圧作戦を指揮したターニャ・バレラ(Tannya Varela)警察長官は報道陣に「すべてが沈静化し、受刑者は各自の房にいる。彼らはもはや刑務所を支配していない」と述べた。

 グアヤキルの刑務所では28日、主にメキシコの麻薬カクテル「シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)」と「ハリスコ新世代(Jalisco New Generation)」に関係する受刑者間の抗争から暴動が発生。鎮圧に警官約900人が投入された。(c)AFP