【10月1日 AFP】「2020年ドバイ国際博覧会(Expo 2020 Dubai)」が1日、1年の延期の後、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で開幕した。

 独創的なパビリオンと数多くの最新技術で来場者数百万人を見込む万国博覧会は、会期6か月の大イベントだ。過去に行われた万博で注目を集めた五つのイノベーションをまとめた。

■エッフェル塔

 おそらく最も有名な万博は1889年のパリ万博(フランス)だ。建築家ギュスターヴ・エッフェル(Gustave Eiffel)が手掛けたエッフェル塔(Eiffel Tower)が公開された。

 高さ324メートルの「鉄の貴婦人」エッフェル塔は、当初は取り壊される予定で建てられた。だがそれはやがて、パリのスカイラインを永遠に彩るフランスのシンボルとして、世界に知られるようになった。

■電話機

 電話機の歴史は、万博と密接に結びついている。1876年のフィラデルフィア(Philadelphia)万博(米国)で、アレクサンダー・グラハム・ベル(Alexander Graham Bell)が発明した電話機の実演が初めて一般に向けて行われた。

 それから約100年を経た1970年、大阪万博でワイヤレステレホンの試作品が出展され、大きな話題を呼んだ。その技術が最終的に携帯電話の第1世代へとつながった。

■ケチャップ

 1876年、米食品大手のHJハインツ(HJ Heinz、現クラフト・ハインツ<Kraft Heinz>)がケチャップの生産を開始。この年のフィラデルフィア万博で「キャチャップ(Catsup)」という名で発表した。

 ケチャップの名が実際に広がったのは、1893年のシカゴ万博(米国)だった。そこでは商品の試供品と一緒に、腕時計につけるピクルスの形をしたチャームが無料で配布された。

 万博の最終日までに、100万個以上のチャームが来場者に手渡された。

■観覧車

 シカゴ万博で披露された世界初の巨大な観覧車には、一度に2000人以上が乗ることができた。

 エッフェル塔に対抗して、ジョージ・ワシントン・ゲイル・フェリス(George Washington Gale Ferris)の設計で造られたこの観覧車は、高さ約80メートル。36台の客車にはそれぞれ60人まで乗ることができる。

■X線

 現在では病院や空港などで普及しているX線装置が初めて一般に紹介されたのは、1904年のセントルイス(St. Louis)万博(米国)だ。

 ドイツ人のウィルヘルム・レントゲン(Wilhelm Roentgen)は1895年にこの技術を「偶然」発見した。レントゲンのこの発見に対して1901年、第1回ノーベル物理学賞(Nobel Prize in Physics)が贈られた。(c)AFP