【9月30日 AFP】フランスの専門家チームは29日、西欧最高峰のモンブラン(Mont Blanc)の標高が、前回の測量から1メートル近く低くなったと発表した。

 同チームによると、仏アルプス(French Alps)中心部にそびえ立つモンブランで9月中旬に測量を行ったところ、標高は4807.81メートルで、前回2017年の4808.72メートルよりも低くなっていた。

 氷河融解に対する懸念が世界で高まる中、モンブランの標高は、2007年の4810.9メートルを最高にこの10年間は低下傾向にある。

 専門家チームによると、2001年以降は毎年平均13センチずつ低くなっている。

 定期測量は、氷床モデルの作成や、専門家全員が利用可能な正確なデータバンクの提供を目的としている。(c)AFP