【9月30日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は29日、グループH第2節が各地で行われ、ユベントス(Juventus)は大舞台での強さを再び発揮したフェデリコ・キエーザ(Federico Chiesa)の決勝点でチェルシー(Chelsea)に1-0で勝利し、不安定な戦いが続くシーズンに弾みをつけた。

 国内リーグで説得力に欠けるパフォーマンスが続き10位に低迷するユベントスだが、イタリア代表が優勝した欧州選手権(UEFA Euro 2020)で活躍したキエーザが後半開始10秒で得点し、2連勝でグループ首位に立った。

 パウロ・ディバラ(Paulo Dybala)とアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)の両FWを欠いたユベントスだったが、規律のあるパフォーマンスでチェルシーを封じ、ゴール前に立ち入ることをほとんど許さず欧州王者を倒した。

 チェルシーとFCゼニト(FC Zenit)に3ポイント差をつけているユベントスは、3週間後に敵地サンクトペテルブルク(St. Petersburg)でゼニトと戦う。

 ユベントスを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、アマゾンプライムビデオ(Amazon Prime Video)で、「選手は欧州王者相手に素晴らしいパフォーマンスを披露した。堅実な守備でほぼチャンスをつくらせなかった。(GKのヴォイチェフ・)シュチェスニー(Wojciech Szczesny)のセーブ機会はほとんどなかった」と手応えを口にした。

 一方、チェルシーのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、「ディフェンスが非常に深いチームを相手に早いリズムでプレーするのはとても難しい」と試合を振り返った。

「われわれはもっとできる。最後の20メートルにもっとうまく進入できる。やりたくないことを始めた途端ミスを犯した。相手に安っぽい得点を与えたことで、自分たちをより複雑な状況に追いやってしまった」 (c)AFP/Terence DALEY