【9月30日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)敦煌市(Dunhuang)で24~26日、新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期された第5回シルクロード(敦煌)国際文化博覧会と第10回敦煌行・シルクロード国際観光フェスティバルが開催された。

 会場には、敦煌文化伝承の担い手である、円形の胴を持つ小阮(しょうげん、小型の阮咸)や排簫(はいしょう)、竜鳳笛、小型の箜篌(くご)など、よく知られた楽器の復元品の一部が展示された。

 専門家の統計によると、同市近郊にある仏教遺跡、莫高窟(ばっこうくつ)の南区の石窟400余りのうち、半数以上に音楽を表現した壁画が残されており、6千点余りの楽器が描かれているという。敦煌研究院の学者が1980年代から、これらを復元する取り組みを開始した。(c)Xinhua News/AFPBB News