【9月29日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)を制したイタリア代表と、コパ・アメリカ(2021 Copa America)で優勝したアルゼンチン代表が、来年6月に国際親善試合を行うことが分かった。欧州サッカー連盟(UEFA)と南米サッカー連盟(CONMEBOL)が28日に発表した。

 両連盟は共同発表文の中で、「2022年6月の代表ウイーク中」の試合開催を予定しているものの「会場は未定」だと記した。

「二つの連盟の合意によって、今後は両大陸王者同士のこの対戦を3度行う」

 今回の発表は、サッカー界で最も大きな権力を持つ二つの大陸連盟と国際サッカー連盟(FIFA)との抗争が激化する中で行われた。

 W杯の開催周期を4年から2年に変更するという最近明らかになったFIFAの案に反対しているUEFAとCONMEBOLは、同大会が隔年開催されることになればそれぞれのインターナショナルマッチカレンダーに混乱が生じ、各大陸選手権とバッティングすることになると主張している。

 共同発表文によれば、大陸王者同士の一戦は「UEFAとCONMEBOL間の協力関係の拡大の一環であり、とりわけ女子サッカーやフットサル、ユース部門、審判員の交流、技術養成計画が含まれ」、英ロンドンに合同事務所が設置されるという。(c)AFP