【9月29日 AFP】新型コロナウイルスワクチンの3回目接種後の副反応のほとんどは軽度か中等度で、発生率は2回目接種後と同程度とする米疾病対策センター(CDC)の研究結果が28日、発表された。想定されていた結果だが、安心材料の一つとなった。

【写真特集】美術館に大聖堂も…世界のワクチン接種会場

 8月12日~9月19日に3回目接種を受け、ワクチンの副反応を記録するスマートフォンアプリに登録した2万2000人以上を対象に調査した。この期間中に3回目接種が認められたのは、免疫力が低下している人に限定された。

 CDCのロシェル・ワレンスキ(Rochelle Walensky)所長は記者会見で、「副反応の発生率と症状は2回目接種後に見られるものと類似しており、ほとんどの場合は軽度か中等度で、短期間で消失した」と述べた。

 主な副反応は接種部位の痛み(調査対象者の71%)、倦怠(けんたい)感(同56%)、頭痛(同43%)などだった。

 28%前後が主に接種翌日、日常生活に支障が出たと報告。2%前後が医療を必要とし、0.1%に相当する13人が入院した。(c)AFP