アトレティコが終盤のPKで逆転勝ち ミラン2連敗 欧州CL
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【9月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は28日、グループB第2節が各地で行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は試合終了間際にルイス・スアレス(Luis Suarez)がPKを決め、10人のACミラン(AC Milan)に2-1で逆転勝利した。
敵地サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)に乗り込んだアトレティコは、ラファエル・レオン(Rafael Leao)のゴールで20分に先制を許したが、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の華麗なボレーシュートで84分に追いつくと、後半アディショナルタイムにはスアレスがPKを決めてミランの心を打ち砕いた。
2枚目のイエローカードでミランMFフランク・ケシエ(Franck Kessie)が29分に退場するまで、勝利の見込みがないように思われていたアトレティコだが、この勝利によって勝ち点を4にまで伸ばし、首位リバプール(Liverpool FC)と2ポイント差となっている。
一方、7度の欧州制覇を誇るミランは勢いに欠けるアトレティコ相手に試合を優位に進め、2013年以来となる白星に向かっているように見えたが、コケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')へのファウルでケシエが退場になったことで、アトレティコに希望を与えてしまった。
アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に「11人対11人のときはミランが優勢で、彼らのプレーにはよりリズムがあり、よりダイナミックだった。プレスもわれわれより良く、したいようなプレーをさせてもらえなかった」とコメントした。
「レッドカードが提示されると彼らは勢いを失ったから、ゲームに戻ることができた。それまで一切自分たちの試合ができていなかった」
2連敗となったミランはグループBの最下位に沈んでいる。(c)AFP/Terry DALEY