【9月29日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に所属するレブロン・ジェームズ(LeBron James)が28日、新型コロナウイルスのワクチンを接種したと明かした。その一方で、接種をためらうNBA選手を説得するのは「自分の仕事ではない」と否定している。

 ジェームズは以前、ワクチン接種を受けたかを明かすつもりはないと話し、決断は自身と家族の「私的」な問題だと強調していたが、チームが選手とスタッフ全員の接種を目指す中で、ワクチンを打ったと報道陣に明かした。

「結局のところ、選手はいろいろな手段を探りながら、出場できる状態を維持し、お互いを守り、できるだけチームメートの助けになれるようにしながら、コートですべきことをできるようにしなくてはならない」

「最終目標は優勝で、出発点は健康であることだ。それが一番だ」

 新シーズンの開幕が迫る中、NBAでは選手の90パーセントがワクチンを接種したとされている。

 しかし打つつもりがない、もしくは打ったかを明らかにしていない選手もかなりいる。ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)は、決断を公にするつもりはないと話し、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のブラッドリー・ビール(Bradley Beal)も「個人的な理由」でワクチンは接種していないと明かしている。(c)AFP/Rob Woollard