【9月29日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の広州FC(Guangzhou FC)は28日、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督の退任を発表した。広州FCについては、親会社の恒大集団(Evergrande Group)が破綻の危機にあるといわれる中で、クラブの今後も不透明になっている。

 クラブは中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)で、「友好的な交渉を経て、クラブはファビオ・カンナヴァーロ監督との契約を解除することを決断した」と発表し、「監督の大きな努力とクラブに対する貢献に心から感謝するとともに、今後の幸運を祈っている」と続けた。

 カンナヴァーロ監督の退任については、昨季チームを9回目のリーグ優勝へ導けなかった時点で広くうわさになっていた。しかし退任の決め手は、世界の金融市場を揺るがしている恒大集団の破綻危機の可能性もあり、この問題によってチームの命運に関しても疑問が渦巻いている。(c)AFP