【9月28日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(78)は27日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)製新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を受け、まだ接種を受けていない米国民は国に損害を与えていると訴えた。

 米保健当局は最近、65歳以上の高齢者や、新型ウイルス感染症の重症化リスクが高い基礎疾患のある成人、感染リスクの高い職業に従事する人について、追加接種を承認していた。

 ホワイトハウス(White House)で追加接種を受けたバイデン氏は、「そうは見えないけれど、私は65歳以上だ」と冗談を飛ばした。同氏は1回目と2回目の接種を、いずれも就任前の昨年12月と今年1月に受けていた。

 バイデン氏は、米国民の77%が接種を受けたが、接種率は十分ではなく、まだ4分の1近くの人々が接種を拒んでいると指摘。「この特異な少数派が、たくさんの人々、この国のその他の人々に対し、ひどい損害を引き起こしている」と述べ、「正しいことをしてほしい」と訴えた。(c)AFP