【9月27日 AFP】21-22イタリア・セリエAは26日、第6節の試合が行われ、ナポリ(SSC Napoli)は2-0でカリアリ(Cagliari Calcio)を下し、開幕6連勝で首位を守った。ラツィオ(SS Lazio)はジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるASローマ(AS Roma)とのダービーを3-2で制した。

 ルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督が指揮するナポリは、ヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)の今月公式戦6ゴール目で先制すると、後半には試合前のセレモニーでクラブ通算400試合出場を祝福されたロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)がPKで追加点を挙げた。

 かつてチームを率いたワルテル・マッツァーリ(Walter Mazzarri)監督率いるカリアリに勝利したナポリは、リーグ戦ここ3試合で10得点無失点と自信を深めており、ACミラン(AC Milan)との2ポイント差を維持した。

 ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏がナポリで記録した通算115ゴールに4点差と迫ったインシーニェは、ライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対し、「一番いい祝い方は勝って得点を決めること」と喜んだ。

 ナポリは今月上旬にユベントス(Juventus)に2-1で勝利しているが、相手は多くの主力を欠いたため、次節アウェーでのフィオレンティーナ(Fiorentina)戦が今季初の試練の一戦となる。

 一方、ラツィオはセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ(Sergej Milinkovic-Savic)、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)、フェリペ・アンデルソン(Felipe Anderson)が得点を記録し、90分を通じて両チーム共に攻め続けた熱戦を制した。

 マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督率いるラツィオは、リーグ戦ここ3試合白星なしでダービーを迎えたが、競り勝ってナポリと7ポイント差の6位に浮上。ロジェール・イバニェス(Roger Ibanez)とヨルダン・ヴェレトゥ(Jordan Veretout)のゴールで追いすがった4位ローマに1ポイント差と肉薄した。

 試合後、モウリーニョ監督は19分に元ローマのペドロが挙げた2点目のカウンターにつながったニコロ・ザニオーロ(Nicolo Zaniolo)に対するペナルティーエリア内でのプレーは明らかなファウルだったと主張し、マルコ・グイダ(Marco Guida)主審とビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を批判した。

 指揮官はDAZNで、「主審とVARはこのレベルの試合の水準に達していなかった。2-0から1-1になるシーンで主審はピッチ上でミスをし、VARも過ちを犯した。彼らは全員間違った」と不満を漏らした。(c)AFP/Terry DALEY