【9月27日 AFP】大相撲の横綱白鵬(Hakuho)が現役引退を決断したと、27日に国内メディアが報じた。以前から悩まされている右膝のけがが理由だという。

 モンゴル出身で36歳の白鵬は、歴代最多45回の幕内優勝、通算1187勝といった輝かしい実績を誇るが、ここ1年は負傷により大半を休場。

 6場所連続休場で臨んだ七月場所では全勝優勝を果たしたが、26日に千秋楽を迎えた九月場所では、所属する宮城野部屋で新型コロナウイルスの感染者が立て続けに確認され、白鵬を含む所属力士18人が休場を余儀なくされていた。

 日本相撲協会(Japan Sumo Association)は、今回の報道についてコメントを差し控えるとしている。

 白鵬は2019年9月に日本国籍を取得しており、引退後は自身の相撲部屋を開くことができる。(c)AFP