【9月27日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは26日、第6節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)がトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を3-1で下し、同チームを上回って10位に浮上した。

 わずか3週間前の時点では、67年ぶりの開幕3連敗スタートとなったアーセナルが最下位に沈み、対するトッテナムは首位に立っていた。

 しかし、夏の移籍市場で6人の新戦力が加入し、主力選手のコンディションも整ったことでアーセナルは勢いを取り戻している。

 エミール・スミス・ロウ(Emile Smith Rowe)のゴールで先制したアーセナルは、華麗な連携から最後はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が追加点をマーク。さらにはブカヨ・サカ(Bukayo Saka)もネットを揺らし、34分までに3点のリードを手にした。

 対するトッテナムは孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)のゴールで79分に1点を返したが、反撃に出るにはあまりに遅く、これ以上は差を縮められなかった。

 ダービーを制したアーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「特別な一日。きょうはわれわれが求めているものの一例を見せられたが、継続が必要だ」とコメントした。

「この勝利はファンのためのもの。われわれがサポートを必要としていたとき、彼らはそばにいてくれた」

 両チームは6試合を終えて9ポイントで並んでいるが、得失点で上回ったアーセナルが10位につけている。

 順位を上げているアーセナルとは対照的に、トッテナムは直近3試合のリーグ戦で1得点9失点と振るわず3連敗となった。

 トッテナムの守護神ウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)は「前半は完全にコントロールを失い、ぼこぼこにされた」と述べた。

「リーグ戦の直近3試合で毎回3失点を喫すれば、課題を隠すことはできない」 (c)AFP/Kieran CANNING