【9月27日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)林業・草原局はこのほど、同自治区内で保護されたユキヒョウを22日午後9時50分に賀蘭山国家級自然保護区の哈拉烏北溝で野生復帰させたと明らかにした。

 ユキヒョウは中国の国家1級保護動物で、世界的に絶滅が危惧されている。今回放されたユキヒョウは5日夜、ウランチャブ市四子王旗白音敖包ソムに現れ、同局の専門家チームに保護された後、条件の整ったオルドス市野生動物救助ステーションに移された。

 ステーションでは専門家が健康状態や病気の有無を検査。数日間にわたり新鮮な肉や水を与えられ、ユキヒョウの体は徐々に回復した。

 同自治区はユキヒョウの各指標が正常値を示し、異常行動や病気のリスクがなく、条件が整ったと確認された後、野生復帰を決定していた。(c)Xinhua News/AFPBB News