【9月27日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第43回ライダーカップ(The 43rd Ryder Cup)は26日、米ウィスコンシン州のホイッスリング・ストレイツGC(Whistling Straits Golf Course)で最終日が行われ、米国選抜が欧州選抜に19-9と大差をつけて優勝。米国選抜の主将を務めたスティーブ・ストリッカー(Steve Stricker)は、「史上最高」のチームだと称賛した。

 米国選抜は世界ランキング3位のコリン・モリカワ(Collin Morikawa)がビクトル・ホブラン(Viktor Hovland、ノルウェー)と引き分けて0.5ポイントを獲得し、優勝が確定した。

 9人の選手が世界ランキング11位までに入っている米国選抜は、3年前のフランス大会で欧州選抜に明け渡したタイトルの奪還を目指していた。

 主将のストリッカーは「言葉にならない」と述べ、目に涙を浮かべながら、圧勝をもたらしたチームの頑張りをたたえた。

 米国選抜が記録した19ポイントは、両選抜が過去2度ずつマークした18.5ポイントを上回り大会史上最多となった。

「史上最高のチーム」と語ったストリッカーは、24歳のモリカワを含め20代の選手8人がそろった若い顔ぶれについて「米国ゴルフの新時代」を表していると話した。

 チーム最年長の37歳として臨み、若いチームメートに手本を示した世界2位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)はこの日、ポール・ケーシー(Paul Casey、英国)との接戦に1アップで勝利。米国選抜では1979年大会のラリー・ネルソン(Larry Nelson)以来となる5戦全勝をマークした。(c)AFP/Rebecca BRYAN