【9月27日 Xinhua News】中国内地と香港間の相互債券取引「債券通(ボンドコネクト)」の「南向通」が24日、取引を始めた。中国人民銀行(People's Bank of China、中央銀行)が定めた条件を満たす中国内地の投資家が「南向通」を通じて、香港市場で取引・流通されている債券に投資できるようになった。

 香港金融管理局はこれに先立ち、中国銀行(香港)や交通銀行(香港)、HSBCホールディングス、スタンダードチャータード銀行など、香港債券市場で活発に取引している金融機関13社を「南向通」のマーケットメーカー(値付け業者)に指定した。

 人民銀は越境資金の純流出額について、年間5千億元(1元=約17円)、1日当たり200億元の上限を設定している。

 香港から内地に投資する「北向通」は2017年7月に始まっており、累計の売買高は12兆3千億元。境外投資家による内地債券保有残高の年平均伸び率は40%を超えている。(c)Xinhua News/AFPBB News