【9月26日 AFP】米国選抜と欧州選抜による男子ゴルフの対抗戦、第43回ライダーカップ(The 43rd Ryder Cup)は25日、米ウィスコンシン州のホイッスリング・ストレイツGC(Whistling Straits Golf Course)で2日目が行われ、米国選抜が11-5とリードをさらに広げた。

 9人の選手が世界ランキング11位までに入っている米国選抜は、午前中のフォアサムで前日から3セッション連続となる3-1をマークすると、午後は2-2とした。2日目を終えての6ポイント差は、1976年以降では最も大きな差で、米国選抜は最終日のシングルス12試合で3.5ポイントを獲得すればライダーカップ奪還が決まる。対する欧州選抜は9ポイントが必要で、連覇には記録的な巻き返しが不可欠となる。

 ここまで全選手で唯一4勝0敗を記録している米国選抜のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson)は、「まだ終わっていない」と気を引き締め、「明日もプレーは続くし、みんなのいいプレーが必要になる。あと4ポイントか、3.5ポイントを取らないといけない」と話した。

 ここ5大会中4大会、12大会中9大会で欧州選抜に敗れている米国選抜だが、今回は大きく上回っているように見える。ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau)は「僕らは大きなリードを築いている」と話し、「ここまで大きなチャンスはしばらくなかったし、優勝を成し遂げたい。0-0のつもりで集中し、取れるポイントはすべて取りにいかなくてはならない」と続けた。(c)AFP/Jim SLATER