【9月24日 AFP】中米グアテマラのフエゴ(Fuego)山が23日噴火し、溶岩が流れ出て火山灰が放出された。当局は、避難の必要は今のところないとしている。

 首都グアテマラ市の南西約35キロに位置するフエゴ山は標高3700メートルで、同国に存在する三つの火山の一つ。国立地震・火山・気学・水文研究所(Insivumeh)のエミリオ・バリジャス(Emilio Barillas)氏によると、溶岩流はふもとまで達した。

 バリジャス氏は、今回の火山活動は2018年6月の噴火以来の強さだと述べた。この噴火では、泥と灰でサンミゲルロスロテス(San Miguel Los Lotes)村が消滅し、200人以上が犠牲となった。

 国家災害対策調整委員会(CONRED)は23日、ふもとの幾つかの地区で火山灰が降った以外に深刻な被害は出ていないと説明した。ダビド・デレオン(David de Leon)報道官は、現時点で避難指示は出ていないが、状況を注視すると述べた。(c)AFP