【9月23日 AFP】UCIロード世界選手権大会(2021 UCI Road World Championships)は22日、チームタイムトライアル混合リレーが行われ、ドイツが優勝を飾り、今大会限りで引退するトニー・マルティン(Tony Martin)は最高の形で現役生活にピリオドを打った。

 混合リレーは男子3人が前半、女子3人が後半に分かれて競う種目で、2019年に初実施されて以来、大会を盛り上げている。

 ドイツは男子のマルティン、マックス・ワルシェイド(Max Walscheid)、ニキアス・アルント(Nikias Arndt)が全体2位で終えると、女子のリサ・ブレナー(Lisa Brennauer)、リザ・クライン(Lisa Klein)、ミーケ・クレーガー(Mieke Kroeger)が奮起して金メダルに輝き、王者の証しマイヨ・アルカンシエル(レインボージャージー)に袖を通した。

 ドイツと12秒差でオランダが2位に入り、イタリアが3位に続いた。

 マルティンはレース後、「女子のおかげだ。彼女たちが違いをつくった」とチームメートをたたえ、「最高の幕引きだろう? 金メダルでサイクリングシーンを去るなんて夢のようだ。想像し得る中で最高のシチュエーション」と喜んだ。「引退の決断は下したばかり。これから自分が何をするか見ていてほしい」 (c)AFP