村上春樹ライブラリー、来月1日早大に開館
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【9月23日 AFP】「早稲田大学国際文学館(The Waseda International House of Literature、通称:村上春樹ライブラリー、The Haruki Murakami Library)」が10月1日に開館する。作家の村上春樹(Haruki Murakami)氏(72)が22日、母校の早稲田大学(Waseda University)で記者会見を行った。
同館には村上氏の小説や創作に関係する資料、レコードなどのコレクションが収蔵されている。村上氏の書斎を再現したコーナーやカフェ、スタジオもある。
村上氏は「本当は僕が死んでからこういう施設を造ってもらいたかったけれど」と冗談めかしつつ、「生きている間にできてしまって、緊張しています」と語った。
設計は、東京五輪の主会場である国立競技場の設計に携わった著名建築家の隈研吾(Kengo Kuma)氏が手掛けた。
ライブラリーは、村上氏が50年ほど前に在籍していたキャンパスにある教室棟を造り替えたものだ。村上氏は学生運動が盛んだった当時、本を読んだり授業をサボったりしたことを振り返った。(c)AFP