【9月22日 AFP】イングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2021-22)は21日、3回戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は南野拓実(Takumi Minamino)の2得点などでノリッジ・シティ(Norwich City)を3-0で下した。

 今季、敵地キャロウ・ロード(Carrow Road)でのリーグ戦を3-0で勝利していたリバプールだが、控え選手たちの活躍によって再び3ゴールをたたき出した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、クリスタルパレス(Crystal Palace)に勝利した18日のリーグ戦から9人の先発選手を入れ替え、16歳のカイデ・ゴードン(Kaide Gordon)や10代のコナー・ブラッドリー(Conor Bradley)がデビューの機会を得た。

 大腿(だいたい)部のけがから回復し、今季初出場となった南野は4分、ディボック・オリジ(Divock Origi)のヘディングを受け取ると先制点となるシュートを突き刺した。

 リバプールは50分、オリジがコスタス・ツィミカス(Kostas Tsimikas)のクロスに頭で合わせて約1年ぶりとなるゴールを挙げると、80分には南野が至近距離から冷静にネットを揺らし、この2点目をマークした。

 クロップ監督は南野について「サッカー選手であればプレーを望むもの。それは明確。彼は代表チームに合流して負傷し、その後は体調が整っていなかった」とコメントした。

「16週間プレーしていないという感じのプレーではなかった。タキ(南野の愛称)は本当に良い時期を過ごしていて、トレーニングもしっかりこなしているし、2得点はふさわしい結果」

 王者マンチェスター・シティ(Manchester City)はフットボールリーグ1(3部)のウィコム・ワンダラーズ(Wycombe Wanderers)に6-1で大勝し、5連覇に向けて白星発進を切った。

 リバプールを上回る最多9回目の優勝を目指すシティは、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で6人のユース出身選手をデビューさせた一方、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)やフィル・フォーデン(Phil Foden)、フェラン・トーレス(Ferran Torres)、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)といった強力なタレントを先発で起用した。

 先制されたシティはデ・ブルイネのゴールですぐさま追いつくと、マフレズやフォーデン、トーレスがネットを揺らし、コール・パーマー(Cole Palmer)にも初得点が生まれた。

 一方でエバートン(Everton)は、チャンピオンシップリーグ(2部)のクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park RangersQPR)と2-2で迎えたPK戦に7-8で敗れ、敗退となった。また、前の試合から先発選手を全員変更した同じプレミアリーグ勢のワトフォード(Watford FC)も、2部のストーク・シティ(Stoke City)に1-3で敗れ姿を消した。(c)AFP/Steven GRIFFITHS