【9月23日 Xinhua News】日本のビジネス系オンラインメディア「JBpress」に8月末に掲載された「中国製ゲーム、日本など国外市場を標的に」の閲覧数は20万回に上った。作者は中国在住の企業コンサルタント、加藤勇樹氏(29)。粤港澳大湾区(広東・香港・マカオビッグベイエリア)で働く傍ら、現地情報を定期的に寄稿している。

 加藤氏は2015年に広東省(Guangdong)の中山大学(Sun Yat-sen University)で中国語を学んだ後、大湾区の企業に就職し、香港や深圳(Shenzhen)、広州(Guangzhou)などを頻繁に往来するようになった。寄稿を始めたのは2019年。日本の顧客を案内して大湾区のテック企業などを訪問し、衝撃を受けたことがきっかけだった。この時、日本人の若者から見た中国の最新テクノロジーや社会情勢などを日本向けに書いてみるよう勧められた。

 その後は約3週間に1本のペースで書き続けている。今年4月に掲載された「『まるでルネサンス』中国伝統文化復興の勢い」では、スポーツ用品メーカーの李寧(Lining)を代表とする中国の国産ブランドが若者の間でブームになっていると紹介。閲覧数は60万回を超え、日本の読者から多くのコメントが寄せられた。

 5月に広州で新型コロナウイルスの新規感染が再び確認された際には、同市荔湾区(Liwan)で小型無人機(ドローン)や自動運転車による物資の輸送が行われたと書いた。加藤氏は、自動運転の実際の運用に関する記事は、日本の若い層によく読まれると話す。

 次回の記事は、国慶節の連休に甘粛省(Gansu)敦煌市(Dunhuang)を旅行する機会を利用して、生態系の保護・修復を目的とした「『三北』(東北・西北・華北)防護林プロジェクト」について書く予定だという。(c)Xinhua News/AFPBB News