【9月21日 CGTN Japanese】北京市消防救援総隊によりますと、9月20日午前3時21分、北京市通州区幸福芸居小区(住宅団地名)6号楼で火災が発生しました。消防隊が直ちに現場に向かい、消火活動を進めましたが、火災で5人が死亡したということです。

 現段階の調査では、火災は3階の住民が電動自転車のリチウム電池を自宅に持ち込み、充電中にバッテリーが炎上したことによるもので、詳しい原因は現在、調査中です。

 電動自転車は利便性が高く、ますます多くの中国人が移動の道具として選んでいます。しかし、電動自転車は炎上・爆発が起こりやすく、特に充電中はより危険を伴います。

 今年はこれまでに電動自転車による火災が数件発生しています。5月10日、四川省成都の叢樹家園小区(住宅団地名)で、電動自転車がエレベーターの中で突然炎上し、大人4人と乳児1人がけがをしました。

 このような火災の発生を防ぐために、中国では8月1日から「高層民用建築消防安全管理規定」を実施し、高層ビルの公共区域に電動自転車を置くことや、充電することを禁止しています。今回北京で電動自転車による火災が再発したことで、関係部門はより一層法執行力を強化するものとみられます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News