【9月21日 AFP】21NFLは20日、第2週の試合が行われ、グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)はアーロン・ジョーンズ(Aaron Jones)が4本のタッチダウンを決めるなどし、35-17でデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)を下した。

 しかしながらジョーンズは、本拠地ランボー・フィールド(Lambeau Field)のエンドゾーンで無くした父親の遺灰の入ったネックレスのことが頭から離れていない様子だった。ネックレスはフットボールの形の飾りが付いていて、その中には4月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で亡くなった父親の遺灰が入っていたと、同選手は明かした。

 試合後にジョーンズは「父は本当に自分の心の中にいた。得点したときにエンドゾーンで落としまったから、捜さないとね。捜さないといけない」とすると「父も喜ぶだろう。『どこかで無くすのなら、エンドゾーンで無くせ』と言うだろうから」と続けた。

 ジョーンズの父アルビン(Alvin Jones)さんは、ジョーンズの本拠地での試合をすべて現地観戦し、試合前の練習をエンドゾーンから見守っていた。

 このライオンズ戦は、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)後では、パッカーズが初めて満員となったランボー・フィールドで迎えるレギュラーシーズンの試合だった。

 ジョーンズは、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に敗れた第1週の試合での低パフォーマンスから立ち直ったQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)から3本のタッチダウンパスをレシーブすると、さらにラッシングから4本目のタッチダウンを決めた。(c)AFP