【9月21日 AFP】フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)は20日、先日のリール(Lille OSC)戦でサポーターがピッチに乱入したランス(RC Lens)に対し、追って通知があるまでホームゲームを無観客で開催するよう命じた。

 今回の処分は、22日に行われるストラスブール(RC Strasbourg)戦、10月1日に予定されているスタッド・ランス(Stade Reims)戦が対象となる。5日後に徹底的な調査が行われた後、最終的な決定が下るという。

 LFPの規律委員会はさらに、遠征するリールのサポーター用アウェー観客スタンドを封鎖する措置も発表。こちらは25日に開催されるストラスブール戦から適用される。

 ランスが1-0で勝利した18日の一戦では、観客間で緊張が高まると、ハーフタイムにホームサポーター数十人がスタッド・ボラール・デレリス(Stade Bollaert-Delelis)のピッチに乱入し、アウェーのリールファンと一触即発の状態となった。両チームのファンが仕切り壁を挟んで椅子を投げ合ったため、機動隊が介入してお互いを引き離した。

 今回の件では6人が軽傷を負い、2人が逮捕された。

 地元の検察がAFPに明かしたところによれば、ランスは被った損害と発煙筒の使用について告訴したという。(c)AFP