【9月20日 AFP】アフガニスタンを制圧したイスラム主義組織タリバン(Taliban)のメンバーで、首都カブールの市長に就任したモラビ・ハムドラ・ノマニ(Molavi Hamdullah Nomani)氏は19日、市の女性職員について、男性が代行できないか、男性にふさわしくない職務のみ、女性に勤務続行を認めると発表した。

 19日に記者会見したノマニ氏によると、カブール市職員2930人のうち、女性職員は27%を占める。当初は全員に職場復帰を認めていたが、事態が正常化するまで女性の勤務を停止する必要があると判断したという。

 ノマニ氏は、男性に不向きな職務として、女性用トイレの中に立ち入る仕事を例に挙げた。

 一方で、男性に代行可能な仕事をしている女性職員には、事態が正常化するまで自宅待機を命じた。その間の給与は支払うとしている。(c)AFP