【9月20日 AFP】(更新、写真・図解追加)ロシア中部ペルミ(Perm)の大学構内で20日、男子学生が発砲し、6人が死亡した。連邦捜査委員会(Investigative Committee)が発表した。同委員会は当初、死者数を8人としていたが、後に6人に訂正した。

 同委員会の発表によると、事件が起きたのはペルミ国立大学(Perm State University)。容疑者は同大の学生で、身柄を拘束された。28人が手当てを受けており、複数が病院に搬送された。現地通信社が伝えた保健省の発表によると、けが人のうち19人は銃傷を負った。

 ロシアでは狩猟用ライフルの所持が認められているものの、銃器の合法的な購入は難しく、一般的に教育施設の警備も厳しいため、学校での発砲事件は比較的少ない。

 国営メディアが公開した、事件を撮影したとされる映像には、黒い戦闘服にヘルメットを着用した人物が、武器を持って大学構内を歩く姿が捉えられていた。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO