【9月18日 AFP】米首都ワシントンで今年1月に起きた議会襲撃事件で、議会に乱入したドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領の支持者らを擁護する集会が、同市で18日に開かれる。前日の17日には、騒乱の再発を防ぐべく、治安当局が厳戒態勢を敷いた。

 集会は事件発生日の1月6日にちなみ、「J6に正義を(Justice for J6)」と銘打たれた。治安当局は、議事堂を黒いフェンスで囲み、監視カメラを設置。ただ警察によると、集会で犯罪行為が計画されていることを示す具体的な情報はない。

 米議会警察(US Capitol Police)は記者会見で、付近では対抗集会も開かれる予定で、暴力行為に発展する恐れがあると警告。集会の主催者は700人の参加許可を得ているが、警察はそれ以上の人数に対応する準備をしているとした。

 議員の多くは夏季休暇中で、来週までワシントンに戻らないため、18日に登院する議員はいない見通し。主催団体「ルック・アヘッド・アメリカ(Look Ahead America)」は今後数週間にわたり、全米各地で同様の集会を計画。参加者に対しては、警察官に敬意を払い、トランプ氏支持の旗などを持ち込まないよう呼び掛けている。(c)AFP