【9月18日 AFP】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は17日、米製薬大手ファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルスワクチンの追加接種について、65歳以上の高齢者と重症化リスクの高いグループを対象に推奨することを決めた。一方、16歳以上については、副反応の懸念から推奨しないとした。

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 国内の医学専門家からなる委員会は、65歳以上と高リスクグループへの追加接種を全会一致で勧告。一方、16歳以上の追加接種については、主に若年層の男性で心筋炎などの副反応リスクが上昇する可能性があるとの懸念から、反対16、賛成2で推奨しないことを決めた。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)政権は先に、今月から追加接種を開始する計画を発表していた。だがこの決定は政府の科学機関との協議なしに下されたもので、専門家の間では追加接種の必要性を疑問視する声も上がっていた。(c)AFP