【9月17日 AFP】オランダのシグリット・カーフ(Sigrid Kaag)外相は16日、アフガニスタンからの退避の混乱をめぐり議会が問責決議を可決したことを受けて、辞任した。

 議会は、政府が一部のアフガン人を退避させられなかったことや、イスラム主義組織タリバン(Taliban)によるアフガン制圧が差し迫っている兆候を見逃していたとする問責決議を可決した。

 カーフ氏は、「政策が支持されない閣僚は去るべきだ」と述べ、国王に辞表を提出すると発表した。

 アンク・バイレフェルト(Ank Bijleveld)国防相も問責決議の対象となったが、辞任を拒否した。

 米軍のアフガン撤退完了直前の数日間で、オランダは自国民とアフガン人協力者合わせて1500人以上を退避させた。

 議員らは数か月前からアフガン人協力者を退避させるよう呼び掛けていたが、政府によると、通訳22人を含む多数が置き去りにされた。

 15日には、英国のドミニク・ラーブ(Dominic Raab)外相もアフガン対応の責任を問われ、降格された。(c)AFP/Danny KEMP