【9月17日 AFP】サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は16日、2021-22シーズンの予算について、7億6500万ユーロ(約987億円)で承認したことを明らかにした。

 バルセロナはクラブの理事会が終了した後、「2021-22シーズンの運営費は7億6500万ユーロで承認された」とのコメント文を発表した。

 クラブは当初、2020-21シーズンの収益を7億9100万ユーロ(約1020億円)で見積もっていたが、これは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が収まって昨年12月には観客がスタジアムへ戻ってくることを前提としていたもので、最終的にその当ては外れてしまった。

 同日に行われたバルセロナの理事会では、「2020-21シーズンの年度決算は、4億8100万ユーロ(約620億円)の損失」で承認された。

 クラブが損失を被っていることについては、ジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長が、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に移籍したリオネル・メッシ(Lionel Messi)の退団理由として、すでに8月の会見で明らかにしていた。

 ラポルタ会長は当時、クラブが13億5000万ユーロ(約1741億円)に上る巨額の負債を抱えていると公表していた。(c)AFP