【9月17日 AFP】仮想通貨ビットコイン(bitcoin)の生みの親とされる「サトシ・ナカモト(Satoshi Nakamoto)」の像が16日、ハンガリーで披露された。謎に包まれた暗号資産の考案者をたたえた像は世界初だという。

 披露されたブロンズ製の胸像はフードをかぶった人物をかたどったもので、ナカモトの正体が不明であることを反映するかたちで制作された。

 像は首都ブダペストのビジネスパークに設置された。ここには、米アップル(Apple)創業者スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)氏の像やルービックキューブの生みの親であるハンガリーの発明家および建築家、ルビク・エルノー(Rubik Erno)氏の作品も置かれている。国内の仮想通貨関連4団体が設置を支援した。

 ビットコインの謎の考案者を表現するため、顔部分は鏡のように仕上げられた。見る人の顔が映り込むようにしたのだ。制作者の一人は「ビットコインにはインターネット上のみんなのものという基本的なコンセプトがある。私たち全員がサトシということです」と語っている。(c)AFP