【9月17日 AFP】フランス・パリの凱旋(がいせん)門(Arc de Triomphe)が16日、布ですっぽりと覆われた。美術作家クリスト(Christo)氏と妻ジャンヌ・クロード(Jeanne-Claude)氏が生前に構想を練っていたプロジェクトで、完成式典にはエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領も出席した。

 プロジェクトは、クリスト氏のおい、ウラジーミル・ヤバシェフ(Vladimir Javacheff)氏らのチームによって進められた。高さ50メートルの凱旋門は、約2万5000平方メートルの銀色がかった青いポリプロピレン製の布で覆われた。

 完成式典でマクロン大統領は「60年の夢がかなった。クリストとジャンヌ・クロードはさぞ感動したことでしょう」と述べた。

 18日には仕切り板が外され、布で包まれた凱旋門を近くから楽しむことができるようになる。プロジェクトは10月3日まで。(c)AFP