【9月16日 CGTN Japanese】中国では近年、マイク1本で観客を笑わす「スタンダップコメディー」が若者を中心に、人気を集めています。去年一年間だけでも、コメディー・クラブが新たに50か所開業したそうです。

「スタンダップコメディー」は社会風刺を特徴に、職場や学校、家庭での人間関係や男女格差など、幅広い内容で楽しまれていて、そのほとんどが実体験に基づいたオリジナル作品です。

 中国では、スタンダップコメディーは以前、一般の人が余暇を使って、遊び半分でやることが多かったですが、最近になって、スタンダップコメディーを仕事にする人が増えています。地元の方言を使ったショーや、現地の人々の好みに合わせた内容の創作や発信など、芸人たちは創意工夫を凝らしています。

 アメリカ発の「スタンダップコメディー」が中国で人気を博した理由については諸説あり、中国では昔から「一人漫才」という大衆芸能があり、形式的に親しみやすいことや、次から次へと展開される短い話に笑い続けることでストレス解消ができること、また、若者が「お笑い」のだいご味に目覚めたためだとも言われています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News