【9月16日 CGTN Japanese】中国東南部にある福建省(Fujian)では、莆田市(Putian)で始まった新型コロナウイルスの感染が隣接するアモイ市(Xiamen)や泉州市(Quanzhou)に及んでいます。莆田市とアモイ市は14日、市民全員のPCR検査を開始しました。

 第1陣となるエアドーム型実験室「猟鷹号」(現時点で中国大陸部で最大規模)3組が15日、48時間の施工を経てアモイ国際コンベンションセンターに設置され、稼働しました。1日当たりのPCR検査能力は90万件で、検査効率を効果的に高めます。別の3組も16日に稼働し、1日当たりの検査能力は20万件に達します。アモイ市の現在の常駐人口は約516万人です。15日午後4時までに243万3351人をサンプリングして、145万679人を検査しました。「猟鷹号」はこれまでに広州市(Guangzhou)、南京市(Nanjing)、揚州市(Yangzhou)などで感染対策を支援してきました。

 泉州市に位置する県級市の南安市(Nan’an)は15日、市民全員のPCR検査を開始しました。漳州市(Zhangzhou)や竜岩市(Longyan)などでも市民全員のPCR検査を開始し、感染対策と消毒作業を強化しています。

 福建省では9月10日以来、新型コロナウイルス感染症が発生し、PCR検査で陽性となった人は累計で200人に上っています。うちアモイ市が53人、泉州市が18人、莆田市が129人です。死者はいません。無症状感染者4人(アモイ市1人、莆田市3人)は集中的に隔離され、医学観察を受けています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News